玄 秀盛(げんひでもり)さんのプロフィール
東京・新宿の歌舞伎町で「駆け込み寺」として、性別、年齢、国、被害者、加害者を問わず、DV、家庭内暴力、引きこもり、虐待、多重債務、ストーカー、自殺など、また「行政や警察に相談しても解決できなかった」と訪ねてくる人たちと向き合って、あらゆる相談に無料で応じてきた玄秀盛 (げん・ひでもり)さん。
1956年、在日韓国人として大阪市西成区に生まれる。
中学卒業後、自動車修理工を皮切りに寿司屋、トラック運転手、靴屋、葬儀屋、キャバレー店の店長など28業種を経験。
2000年白血病ウイルス(HTLV-I)感染が判明したことをきっかけに、ボランティアをはじめます。2002年新宿歌舞伎町に「NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会(のちに新宿歌舞伎町駆け込み寺に名称変更)」を設立。
新宿歌舞伎町駆け込み寺の活動目的
- 現代の社会問題化しているDV、虐待、自殺、家出、家庭内暴力、いじめ、少年犯罪などを撲滅・防止するための対処・対策
- 人権擁護の推進
- 人心の安定と社会秩序の健全化
- 家族問題の実態調査や啓蒙活動
- 「生き方」「居場所」についての助言・支援
特に力を入れてきたのは、前科を持つ人の自立再生支援 です。「被害者を減らすには、加害者を生まないことが一番」との思いから仕事をあっせんするようになり、14年には一般社団法人「再チャレンジ支援機構」を立ち上げました。
翌年、出所者支援居酒屋「新宿駆け込み餃子(ギョーザ)」を歌舞伎町にオープンし、100人以上の社会復帰につなげてきました。
同店で働く従業員の約2割が出所者で、2、3か月の就労期間を経て、自信がついたら「卒業」し、転職するなどして自立の道を進みます
。「新宿駆け込み餃子」では、開店1年目に雇用した20数人の出所者のうち、再犯をした人は1人もいませんでした。
新宿駆け込み餃子 歌舞伎町店
「新宿駆け込み餃子(ギョーザ)」は、日本一の歓楽街といわれる新宿・歌舞伎町の真ん中に、江戸の火消しをイメージした店舗デザインが目を引きます。アツアツの肉汁がたっぷりの餃子が好評で、連日多くの客で賑にぎわっています。
- 住所:新宿区歌舞伎町1-12-2第58東京ビル1階・2階
- 電話:03-6233-7099
- 営業時間:24時間・年中無休
- 席数:69席
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