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本田 秀夫(ほんだ ひでお)さんのプロフィール
画像引用:中日新聞 CHUNICHI WEB
信州大学医学部附属病院の精神科医・本田秀夫さんは、見えにくい障害とも呼ばれる発達障害(自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害など)を専門にする日本屈指のスペシャリストで、乳幼児期から成人期まで長期にわたって診察を続けるという世界的にもまれな臨床経験を持っています。
1988年:東京大学医学部医学科卒業
1990年:国立精神・神経センター武蔵病院精神科医員
1991年:横浜市総合リハビリテーションセンター発達精神科医員
2009年:横浜市総合リハビリテーションセンター発達支援担当部長兼横浜市西部地域療育センター長
2011年:山梨県立こころの発達総合支援センター初代所長
2014年:信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長
2018年:信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授・医学部附属病院子どものこころ診療部部長
発達障害
発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
以下 引用元:主な発達障害の定義について<文部科学省HP>
自閉症とは
自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
高機能自閉症とは
高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
学習障害とは
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。
注意欠陥/多動性障害(ADHD)とは
注意欠陥/多動性障害(ADHD)とは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。