モデル雅子さんのプロフィール
1964年:東京・日本橋生まれ。
1984年:19歳でモデルデビュー。
雅子さんは年齢を感じさせない美肌で知られ
20代:「an an」「装苑」「流行通信」等、
30代:「LEE」「クロワッサン」「ミセス」等、
40代:「家庭画報」「美しいキモノ」「和樂」「エクラ」「GLOW」「大人のおしゃれ手帖」等に登場。
1998年 映画『リング』で貞子の母・志津子を演じる。
2014年、書籍「雅子 スタイル」(宝島社刊)出版。
2015年1月29日:希少がん闘病の末に死去。享年50
モデル雅子さんの死因
モデルで女優の雅子さん(本名・大岡雅子=おおおか・まさこ)が、1月29日午前2時55分、肺動脈肉腫による多臓器不全のため、都内の病院で亡くなったことが31日、分かった。50歳だった。近い関係者によると、雅子さんは、13年5月にせきが止まらなくなり、入退院を繰り返し、11月にサルコーマが見つかった。血液検査でも見つけにくい10万人に1、2人の希少がんで、手術を受け、一時退院をするも、昨秋に転移が発覚。再入院していた。
引用元:日刊スポーツ
サルコーマ(悪性軟部腫瘍)とは
肉腫(サルコーマ)は、全身の骨や軟部組織(脂肪、筋肉、神経など)から発生する悪性腫瘍の総称です。
特徴は、その希少性と多様性)にあります。胃がんや肺がんなどの上皮性悪性腫瘍に比べて肉腫の発生頻度は極めて低く、悪性腫瘍全体に占める肉腫の割合は約1%に過ぎないようです。それ故に「希少がん」と呼ばれています。
ドキュメンタリー映画『モデル 雅子 を追う旅』
『モデル 雅子 を追う旅』は、2019年7月26日から8月1日までUPLINK吉祥寺にて1週間限定公開後に全国順次公開予定のドキュメンタリー映画です。
モデルであり女優の雅子さんの半生を、生前の雅子と交流があった著名人のインタビュー映像を交えた形で描かれています。
この映画の監督・プロデューサーは、雅子の夫であり映画プロデューサーの大岡大介さんです。
大岡大介さんは、映画プロデューサーで「木更津キャッツアイ」劇場版シリーズや『アフタースクール』『包帯クラブ』などに携わってました。
キャッチコピーは、
『花のように、生きたひと。心に香りを、残したままで』
~監督メッセージ~
雅子を亡くした後、夫でありながら実は「モデルとしての雅子」をほどんど知らないことに私は気づきました。
家に残された数多くの雑誌やビデオをぼんやり見ながら、雅子の存在は、消費文化が爛熟する80年代を、女性の社会進出が一般化する90年代を、その空気感と共に伝えているのではないかと強く感じました。
「女性の生き方」についての言論や情報がまだ現代ほどは溢れていない中、モデルという仕事を通じ、いかに職業人として生きるべきか、いかに身の丈で自然に生きるものかを、時代に先駆けて模索しながら生きてきた女性—それが雅子だったのではと。
雅子を忘れたくない、雅子という存在が忘れられてはならない。
夫としての妻への思いと、公に対して雅子を遺さねばならないという思いが、私の中でひとつになりました。その思いを、雅子が愛していた、「映画」という存在で形にするため、私は動き始めました。それまでは、雅子の面影を思いながら見ていた雑誌やビデオが、映画の材料として分析し取っ組み合う相手となりました。そこに数多くの方々のインタビューを加え、全体を積み上げ、削り出し。3年を超える月日をかけて、私は今一度「雅子」という人間を立ち上げました。
彼女の生き方はきっと、時代を生きる女性たちのために、共に生きる男性たちのために。良きメッセージになるに違いないと確信しています。
『モデル雅子を追う旅』は、モデルという存在を通じて80年代から現代までを見通す映画であリ、健やかさと美しさを身の丈ながらに追求した職業人の映画であリ、雅子と彼女を取り巻く人々の間の愛を描く映画です。
映画『モデル雅子を追う旅』監督
大岡大介